ながくて風土

屋号が決まったよ

2月にひさびさの出店をする予定なのですが、屋号がやっと決まりました。

わたしが農業をはじめたときも、農園名などはぜんぜん考えられず、個人名で野菜を出荷していました。

今回イベントのオーガナイザーさんに屋号を聞かれて、「んー…」となり、しばらくなんとなく考えてみました。

「ながくて風土」

「ながくて風の畑」

「ながくて風の菜園」

ふと、上記3つが浮かびました。

辰巳芳子さんの哲学が好き

わたしは辰巳芳子さんの哲学的な随筆にとても心を励まされます。

辰巳芳子さんの

「旬は風土の愛し子 人も風土の愛し子」

という言葉があるんですけど、すごくいい言葉でずっと心に刻まれていました。

わたしは学生時代~20代半ば過ぎまでたくさんの国や地域を旅してまわり、それぞれの土地でお料理やお酒を口にして、それぞれの多様な大地の恵みがあるのだなと感銘を受けました。

なのに、それをわたしの住む場所に持ち帰り、飲んだり食べたりしても、現地の「あの味わい」をそこまで感じられなかったのです…。

ふしぎでした。 

沖縄の八重山諸島で飲んだ泡盛を北陸に持ち帰って飲んでもなんだかしっくりこなくて、その風土のものを味わうことってこういうことなんだなぁとわかったのです。

あの気温、湿度、そのほかの食材、雰囲気…あの場所とは同じようにはいかない…!

風土なんだな、という気づき

焼けるような暑さの大地には泡盛のようなお酒が似合うし、北陸のようにいつも曇っていて、湿り気のある大地には「天狗舞」や「手取川」のようなしっとりしたお酒がとても美味しく感じる・・・。

あ、風土なんだな。という気づきがありました。

あと、土を触っている人は、きっといつも大地の意識と会話しているような感じで、大地からのエネルギーを感じ、また、そこに吹く風をいつも額や頬に感じているのではないかと思います。

わたしが思うのはなんだかこんなことで、今わたしが住み、畑をたがやし大地の恵みをいただいているこの大地に敬愛を込めて、地名をつけさせてもらいました。

そこになにか土のにおいがするわたしの畑を意味するなにかをつけようと思い、風土、畑、菜園と続けてみたいと思いました。

今回は時間もないので、ひとまず「ながくて風土」で出店させてもらいますが、もうちょっと考えてこの3つの中で屋号を定着させてみようかなと、思っているところです。

この記事を書いた人

3人の子どもと、夫と暮らす50代。地味だけど細々とつみあげてきたわたしの暮らしをつづります。

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