『粘土畑』からの返事

荒れた畑からはじめて

もうひとつの畑が『風の畑』なら、こっちは『粘土の畑』です。

ちょうど1年前に借りたわたしたちの畑。最初はこれほどの荒畑っぷりでした。

この畑は5年ほど前からあるのだけれど、前に若い夫婦がちょこっと畑やってたけど、すぐ音をあげて投げだしたよ…と近くの畑の人から教えてもらった曰く付きの畑でした。

でも…。土地を持っていない以上、開墾する勢いでやるしか方法はなく、この畑で時間かかってもやってこうと決めたのでした。

植えつけてもこのありさまです。畑をしている方ならお分かりかと思いますが、ゴリンゴリンの表面の下は水を多量に含んだ粘土の塊です。

なんとか畝を立て、苗を植え付けたけれど

ホントにこんなんで育つのかなと疑問を抱きつつ、全滅でも今年はやれるだけのことをするだけさーと開き直って土いじりをする日々。

あまりの固くて大きな粘土に、根を張ることもできない苗を見かねて、1回苗を抜き取り、粘土を手で細かく細かくほぐして、どうしても大きな塊だけ取り除いて苗を戻すという(!)荒技も使い、一時はこんなんもう駄目やなーと思ったのですが、意外や意外に苗はわたしたちの労働以上に応えてくれて…。

自分たちの労働以上に報酬を与えてくれた

あきらめ半分ではあったけれど、思いのほかたった2ヶ月でこんな感じ。

その後もこんなゴリンゴリンの粘土畑からたくさんの恩恵をいただきました。

グリーンピースと…。

ニンニクです。

最近の暖かい日差しで大きくなり始めました。土は粘土でヒビが入っていますが1年前と比べると自分たちのしごと以上の成果で、土に感謝です。

粘土質の土は、雑草むしりをこまめにして、雑草の根っこについたホロホロの土を丁寧に戻し、抜いた雑草を細かくして土に鋤き込むことと、野菜くずなど生活で出た有機物を土に戻すことで、確実に時間とともによくなると手ごたえを感じています。

4月の日差しを受けて、白い花のグリーンピースも、赤紫の花のキヌサヤも、こんなに大きくなりました。

土がない暮らしはさみしくて

それと・・・わたしは実家を出て以来、さみしいので土のない場所に住んだことがありません。

転勤族でずっと賃貸住宅なんですけど、運よく建物の敷地内に砂や土の部分があって、そこを大家さんに頼んで使わせてもらえていました。

すいかや夏ミカンなどの皮、白菜キャベツなどの外皮などはずっと埋めていました。ニオイが近所の方に迷惑(賃貸物件)になるのが心配で、魚などは埋めたことがありませんでした。

でも、ここは畑。

これから野菜くずと魚の残を埋めるぞと、風の吹く日も雪がちらつく日も、せっせと畑に出没して、家から持ってきたくずを埋めるのでした。

これが野菜くず。

タッパに入れた野菜くずとビニール袋に入れた魚の残(畑に入れるまで冷凍しておく)をあらかじめ掘っておいた場所に捨て、軽く土をかぶせる・・・というのを延々繰り返すのです。

そして、これが、畑からの回答です。虫が苦手な方はこれ以上見ないでくださいね…!

見えにくいですがまったくいなかったミミズくんが大量発生です。畑から、「OKOK、つづけてつづけて!」と言われました。

時間はかかるけれど、時間を味方にさせてもらってゆっくり土づくりです。

この記事を書いた人

3人の子どもと、夫と暮らす50代。地味だけど細々とつみあげてきたわたしの暮らしをつづります。

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