長久手の伝統野菜(固定種)、真菜(まな)

真菜(まな)という野菜

わたしたちが畑を耕している愛知県長久手市に、古くから伝わる伝統的な野菜に、真菜(まな)という野菜があります。

わたしも昨年初めて知りました。

昨年、町役場(当時)でもらってきた真菜の種があって、植えそびれていたので先月空いていた畝に適当に蒔いておいたら芽が出てぐんぐんのびて、先日収穫して食べました。

ん~・・・もう、この味大好き!!

昨年は真菜のおいしさにすっかりはまってしまい、冬場は何度どなく真菜を市場で買っていました。

味はというと、菜の花のような甘みと苦みの葉物野菜で、菜の花よりも葉物感がある・・・そんな野菜です。

今年はわたしも真菜をたくさん育てたいという気持ちがわいてきました。

市役所に問い合わせると、今年も種を窓口に置いてあるので、いくらでもとりに来てくださいと言っていただいたので、お言葉に甘えまして、今年も小さな子袋5つ分を役場の方からいただいてきました。

そう、この種は、アブラナ科。聞くと、毎年生産者の方が採種した種をいただいているとのことでした。そう、これは長久手の固定種なんです。

固定種を目指している以上、地場の野菜を作らないわけにはいけませんね。

真菜ヒストリー

いったい、いつからこの真菜の採種と栽培が続いてきたのかなぁと、種を見ていました。

毎年種をもらうと1枚資料ももらえるので、そこから少し抜粋させていただきます。

愛知県でお雑煮と言えば、青菜(餅菜)を使ったシンプルなものです。長久手市でも同じように餅菜の雑煮を食べます。

しかし雑煮に使用する餅菜は他地域とは異なり、「真菜(まな)」という「特徴ある青菜」が使われます。

真菜は、”野沢菜(長野)”や“小松菜(東京)”など各地にあるアブラナ科の漬菜の仲間であり、特に大根の葉のような葉の切れ込みが特徴です。

また気温の低い時期になると甘みが増し、花が咲く前のつぼみ(菜花)も甘さの中にほろ苦さがあり、美味しくいただけます。

「お正月の食事では、元旦の朝一番に組んだ井戸水(これを初井戸という)を若水として迎え、これで雑煮を作る。鍋に切り餅と真菜(もち菜)、たつくり、若水を入れ、醤油で煮る。」

—-長久手町史(資料編4 民族・言語)より引用

…昔からこの地方では真菜が雑煮用の青菜として使用されてきたことを示しています。

栽培暦と育て方

3,7,10月と年に3度も植えどきがあります。でも、何といっても冬場の寒さにあたった真菜が最高!

栽培方法は20cm間隔ですじ状に種をまいて、発芽すれば本葉1,2枚の頃に3,4cm、草丈7,8cmのころに5,6cm間隔に間引きする。株のまま冬越しすると、早春に菜花として食べることができます。

そして、調理方法

煮くずれしにくいし、繊維も少ないので、お雑煮以外にもおひたしや煮びたし、漬物にも向くそうです。

わたしは断然、ガーリックオイルでさっとソテーするのが大好きです。本当に美味しくて、ちゃんとした一品にもなるし、パスタに和えてもとても美味しいです。

今出荷しているもの

さて、昨日出荷した野菜たちの出動前の姿です。

土づくりと栽培はもちろんですが、前日の収穫ときれいに野菜をさばく(外葉などをはずすことなど)ことや、水洗い、水揚げ、朝の袋詰めとバーコード貼り…。これだけでも数時間費やしています。

なかなか長時間労働ですが、あんまりつらいと思ったことはありません。こんなにサボリ魔で遊び魔のわたしが、これだけは時間を割いてもあんまり苦にならないです。

昨日は都会からmochaちゃんが、市場に来てくれて、出荷した野菜をたくさん買ってくれました。

親しい友人がおいしいと言って食べてくれるのも、やっていてホントによかったなぁと思えることのひとつです。ありがとー。

この記事を書いた人

3人の子どもと、夫と暮らす50代。地味だけど細々とつみあげてきたわたしの暮らしをつづります。

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